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2025年6月17日 (火)

AOOSTAR R7の底面ファンをPWM対応ファンに変更してみる

メイン基板側ピンヘッダは4ピンなのに2ピンしか使用していない底面のファンを交換してPWM制御可能かどうか実験してみた。

今回使用したのはID-COOLINGのTF-9215-K
250617002
92mm角15mm厚のPWM対応の静音FANである。
このファンを底面ファンが接続されているSYS FAN1のコネクタに接続してPWM制御が可能かどうか確認してみた。

250617001
基板にSYS FAN1とシルク印刷されているPINヘッダ。

PWMファンに変更してみたが結論から言うとファン回転数はモニタできなかった。
BIOS上のハードウェアモニタではCPU FANのみファン回転数が表示されており、SYSTEM FAN1とSYSTEM FAN2の項目はN/A表示となっていた。
またファンは常に全力回転しているため非常にうるさくてこのまま使用するには厳しいことも分かった。

巷で言われていたようにこのピンヘッダはPWMに対応していなかった。

次にPWM制御されているCPU FANのコネクタに接続して回転数がとれるのか確認してみた。
250617003
中央上部の4ピンコネクタがCPU FAN用。

ここにファンを接続してBIOSからモニタした結果、正常にファン回転数が取得できていることを確認できた。
Win_20250616_23_48_55_pro

ちなみに元のCPU FANを接続していた時の回転数はこんな感じ。
Win_20250616_23_49_49_pro

せっかくなので実験ついでにCPU FAN用のコネクタに底面ファンを接続してデイジーチェインでCPU FANを接続し、正常に制御できるかどうか確認してみた。
250617004
こちらも結論から言うとどちらのファンもPWM制御されているように見えた。

BIOSからは底面ファンの回転数しか読み取れないが、電源投入直後にCPU FANが全力で回転した後すぐに低回転へ移行していたので一応制御されていると仮定。
実際に負荷をかけて冷却状況を確認してみることに。
250617005
一旦余長のケーブルとCPU FANとの分岐コネクタは上記の様に底面ファン側面の空間に配置し、ケースカバー等を組み戻した。

以下がCINEBENCHでのテスト時の状況。
Win_20250617_00_29_26_pro
CINEBENCH実行前の状態でCPU温度が45℃、CPU FAN回転数(実際は底面ファンの回転数)が906RPM。

Win_20250617_00_33_13_pro
ベンチマーク中のCPU温度が76℃、CPU FAN回転数(実際は底面ファンの回転数)が1102RPM。
CPU温度からCPU FANも正常に制御できていると思われる。

もうちょっと長期間運用してみないと判断しづらいが、FAN交換前と後とではほぼ変わらないか若干冷えている感じである。

元々付いていたファンがTIAN XI ELECTRONICS TECHNOLOGY社製のTE09015B12EQというモデルで12V 0.20Aのものなのだが、これメーカーのHPにも情報がないので詳細スペックが分からない。
感覚的なものになるが交換後のファンの回転数900RPM当たりの風量と大差ない感じであったのであまり定格回転数は高くないと思われる。

今回のファン交換によって冷却性能の劇的な向上はなかったが、CPU FANに連動して底面ファンの回転数も変動するようになったのでCPU温度が高い領域での冷却性能が強化されたのではないかと期待している。

交換後のファンからの音はほぼ無音に近いので通常運用で特に気になることはない。
とりあえずこの構成で暫く運用してみて状況を確認してみることにする。

2027/09/21追記:
CPU温度が高くなるとFAN回転数が上がるので静かな環境では気になるかも。
あとFANが強力になったことによりシステムの消費電力がアイドル時に2W台から4W台に約2W程増加する。
長時間連続運用を行う場合、運用環境とCPU負荷状況によっては消費電力と冷却性能のバランスを考えてFAN交換しない方がよい場合もありそう。

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