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2021年10月 7日 (木)

UltraVNC Repeaterの使用方法の覚書

Mode Iのプロキシとしては使っているがMode IIは使ったことがなかったのでVNCサーバーの機能動作検証を兼ねてテストした際の覚書。
多分記録しておかないと忘れるので。

Repeaterを起動するとWebブラウザから設定画面に入れる。
初期設定でのID/PassWordはadmin/adminadmi2

 

・設定画面
Repeater001

 

・Mode I
RepeaterをProxyとして使用。
Repeater002
Viewerの接続画面で”ID:”の所に接続先VNCServerを起動しているPCのIPアドレス、”Repeater:port”にRepeaterを起動しているPCのIPアドレスを設定して接続する。
Repeaterを起動しているPCがネットワークの境界に存在している場合は接続先がViewerと同一ネットワークでなくても接続できる。
私が使っているのはこの機能。
この時中継するRepeaterのStatus画面には特にコネクション情報は表示されない。

 

・Mode II
Repeaterを双方の待ち合わせ場所として使用。
1.サーバから接続する場合
Repeater003
サーバの”管理プロパティ”画面から”逆接続”の項目にある”リスニングビューアに接続:”横の”開始”ボタンをクリックし”Repeater:”にRepeaterを起動しているPCのIPアドレスを設定して”ID:”に待受けに使用するIDを指定して接続する。
この時Repeaterに同じIDのViewerからの待受け呼があるとそのViewerに接続される。
待受けの接続ができると待受けに使用するRepeaterのStatus画面には”Waiting servers:”の項目に待受け中のコネクション情報が表示される。
Repeater004

2.ビューアから接続する場合
Viewerの接続画面で”ID:”の所に待受けに使用するID番号を設定、”Repeater:port”にRepeaterを起動しているPCのIPアドレスと待ち受けポート番号を設定して接続する。
この時Repeaterに同じIDのServerからの待受け呼があるとそのServerに接続される。

Repeater005
待受けの接続ができると待受けに使用するRepeaterのStatus画面には”Waiting Viewers:”の項目に待受け中のコネクション情報が表示される。
この時Viewerは”ステータス:プロトコルバージョンのネゴシエイト中”表示画面で止まったままとなる。
Repeater006
待ち受け状態の呼が接続状態となると”Connections:”に接続状態が表示される。
Repeater007
この時Viewerはパスワードを問い合わせる画面が表示される。

Repeater008
パスワードを入力するとViewerにServer側の画面が表示される。

以上が基本的な使い方。
Mode IIは主にサーバー側のファイアウォールに常時VNC用のポートを開けたくないときに使う様だ。

あとUltraVNCのリピータの解説画面にはMode IIIの説明もあるが、現バージョンのリピータでは削除されている。
Mode IIIはMode IIの経路をSSLで暗号化するパターンだが、準備するにはいろいろ敷居が高そうなのとViewerとServerの暗号化オプションを使えば経路上を流れるデータの暗号化出来るからやめたのかもしれない、多分。

本家サイトのRepeater解説ページ
https://www.uvnc.com/products/uvnc-repeater.html

余談:
現バージョンのRepeaterにも昔のRepeaterの様にアイコンの右クリックメニュー画面から設定を変更できる機能は搭載されている様子だが呼び出しできない様に無効化されている。
お遊びでメニューを呼び出しできる様に有効化してついでにメニューの日本語化もしてみた。
Repeater009
WEBの設定画面とは若干異なりますが、設定変更が本当に機能するかは検証していないので不明です。

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