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2021年7月 2日 (金)

動作環境を満たしていないPCでWindows11をインストールしてみた

公式にWindows11のISOファイルが公開されたみたいなので動作環境(システム要件)を満たしていないPCでもインストールできるかダウンロードして試してみた。

2021/10/14:追記
正式配布のWindows11 ISOファイルをダウンロードしてVirtualBoxへクリーンインストールしてみたので本記事の後ろに追記。
そのままだとインストール前チェックで撥ねられるのでチェックをバイパスする対応方法が有効かどうか検証。


Youtubeの動画でコマンドライン用スクリプトで公式からWindows11のファイルがダウンロードできるのをみて、INTEL第4世代CPUでTPMが無くてもインストールできるのか試してみた。


当方のPC環境は以下の通り。
CPU:Intel Core i7 4770
Motherboard: Asus B85M-G
Chipset:B85 Express
動作環境のチェックは公式の確認ツールが撤回されたため有志の作成したツールにて確認した。
・WhyNotWin11
Windows11_101
B85 ExpressはTPMをサポートしておらずCPUも第4世代とWindows11の動作条件から外れるがダメ元でインストール。
但し実機へのインストールは無謀なのでVmwareの仮想環境で行った。
仮想環境のOS選択はWindows10で行った。
Windows11_102

不安をよそにインストール自体は何の問題もなく終了し問題なくWindows11が起動した。
Windows11_001

ログイン後のデスクトップ画面。

Windows11_002

VMwareTOOLをインストールして画面解像度を変更、公式で発表されている動作要件を満たしていないことを確認。Windows11_006

バージョンの確認、22000.1となっている。
Windows11_005

ぱっと見は変わったが今の所システムの設定や使い勝手的にはWindows10から大幅に変わる感じではなさそう。
正式リリースまでに変更されるかもしれないが、システム要件が緩和されるならそれなりのPCでアップグレードが可能になるかも知れない。

2021/08/08追記:
Windows Updateが入って今までWindows10とあまり変わらなかった設定の所の構成が変わってた。
2108089101

アップデート中の日本語表記がおかしいのは直っていなかった。
2107199001

2021/09/08追記:
10月にWindows11の正式リリースが発表され、サポート対象外のPCでも無保証ながらインストールが可能であることが発表された。
Windows10の時もそうだったがアップデートが進むうちにアップデート出来ないPCも増えてくるだろうが、取り合えずいろんな人が検証してCore2Duo辺りのPCまでインストールしている人もいるみたいなので大多数のPCはアップデートが出来そう。

 

2021/10/14:追記分

正式版Windows11をVirtualBoxへインストールできるか検証。
HOST PCのCPUはCore i7 4770 TPMは無しで条件を満たしていない。

Virtuslbox_win11_install01
そのままだとライセンス入力画面の後で上記画面が出てインストールが継続できない。

上記画面でウインドウを右上の”X”から閉じると最初の画面に戻る。
そこでShift + F10でコマンドラインを立ち上げ”regedit”と入力してレジストリエディタを起動する。
以下にチェックを回避する設定を追加。

”HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\Setup”に”LabConfig”キーを作成、そのキーの中にDWORD (32ビット)値で以下の3つを作成。
BypassTPMCheck
BypassSecureBootCheck
BypassRAMCheck
データはそれぞれ16進数で”0となっているので”1”に修正する。

上記設定を追加後レジストリエディタを終了、コマンドプロンプトも終了し改めてインストールを開始。
Virtuslbox_win11_install02

ライセンス入力画面後に先ほどはインストールできないと表示されたが今度はライセンス条項の確認画面に進めた。
Virtuslbox_win11_install03

その後インストールは順調に進み
Virtuslbox_win11_install04

初期設定が始まり
Virtuslbox_win11_install05

無事インストールが終了した。
Virtuslbox_win11_install07

今回はクリーンインストールで試したがWindows10から手動アップデートする場合もWindows10でレジストリエディタを起動して同じ設定を追加しておけば問題なくインストールできると思われる。
アップデート対象外のPCを自己責任でアップデートしたい人は試してみてもよいかもしれない。

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