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2021年6月 1日 (火)

GB-BASE-3000-FT-BWのSATAコネクタ接続用FFCケーブルを修理する

久しぶりにちょっとしたテストに使用したらSATA HDDが認識しなくなっていたので。

 

GIGABYTEのGB-BASE-3000-FT-BWには内蔵のeMMC 32GBの他に本体底面に2.5インチSATA HDDが増設可能となっている。
元々この増設SATAポートに500GBのHDDを取り付けてこちらをメインに稼働させていた。

で、久しぶりにテストに使おうとして起動させたらHDDを認識していない事に気が付いた。
念の為UEFI BIOSの更新等を行うが状況は変わらず。

色々調べた結果SATAコネクタとFFCケーブルの接続部分のフィルムが割れているの確認、FFCケーブルの断線と判断した。
Ffc_001

破損部分拡大1
Ffc_002

破損部分拡大2
Ffc_003

修理に当たってはSATAコネクタとFFCケーブルを切断、新たにFFCケーブルとSATAコネクタをジャンパする方向で行うことに。
先ずはFFCケーブルの信号線部分の被覆を削って銅箔部分を露出させた。
Ffc_004

次にジャンパー線をハンダ付けし、テスターにてジャンパー部分でショートしていない事を確認。

Ffc_005

次にSATAコネクタとジャンパー線をハンダ付け。
SATAコネクタ端子部とFFCケーブル間でハンダによるショートが無いことを確認後にHDDを接続して動作確認を行った。
Ffc_007

 

ついでにSATAコネクタのカバー部分も破損させていたのでこちらはクラフト用レジン液を接着剤代わりに使用して修理した。。
Ffc_008

レジン修理後
Ffc_009

修理の結果から言うとHDDは正常に認識されたが読み書きが不安定で正常に使用出来なかった。
状況からハンダに依るジャンパー線を用いたことによりRead/Write信号線が不安定になっていると推測される。

取り敢えずHDDを認識したことからFFCケーブル不良は確定した。
しかし修理は失敗したので次なる修理のプランを考えた。
配線をジャンパーするのは障害の原因となったのでFFCケーブルをジャンパーする方式では無く、SATAコネクタ側もFFCケーブル用ソケットを接続してマザーボードからSATAコネクタ間を新しく手配したFFCケーブルでジョイントする方式で修理する事に。
SATAコネクタ
Ffc_013
上記の信号線ハンダ部分に
Ffc_014
このソケットを取り付けて固定、FFCケーブルでマザーボードと接続する。
Ffc_015

という訳でamazonで部品を注文してFFCケーブルは届いたがコネクタがまだ時間が掛かるので届いたら改めて修理に挑戦する。

FFCケーブル
Ffc_010

 

FFCケーブル用ソケット
Ffc_011

FFCケーブル用ソケットは取り敢えず昨日中国の運送業者から搬出されたみたいだが多分空港で足止めされる予感。
Ffc_012

再修理状況はこの記事に追記の予定。

2021/07/03追記

注文したものが揃ったのでコネクタを細工して修理した。
2107039001
SATAコネクタにFFCケーブル接続用コネクタを接続。
2107039002
SATAコネクタのカバーを付けた状態。
2107039003
FFCケーブルでPCと接続した状態。

しかしながらPCでSSDを認識するが読み書きは失敗する状況は変わらず。
SSD自体は認識しているが読み書きが全く反応していない様子。
最初にジャンパ線で修理した時よりも状況が悪くなった。

一応コネクタのショート等が無いかテスターでチェックしているので、原因としては工作精度が低いのかコネクタがおかしくなっているのかどちらかだと思われる。
信号線というより電圧供給用のPIN周りに問題がある気がする。
SATAコネクタは特注品の為、入手性が悪そうなのでこれ以上やるとしたら通常のSATAコネクタを使って再度作成する位だが正直あまり使用する予定もないし、USB接続のHDDから起動することもできるのでこれ以上手を掛けるかは思案中。
気が向いたら直すかもしれない。

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