KLEVV NEO N500で不具合発生

サブPCで使用しているKLEVV NEO N500 480GBのSSDだが書き込み速度が極端に低下していることを確認した。

買った当初のベンチマーク

現在のベンチマーク状態

最初はサブPCの不具合を疑い別のSSDを取り付けて計測したがそちらは問題なかった。
他のPCへUSB接続して計測を行ったが、やはり書き込みだけが極端に速度が出ていない。

状況からライトキャッシュが効いていないのではないかと推測し、メーカーツールでファームウェアのアップデートを試みてみた。

結果はファームウェアのダウンロードコマンドエラーでアップデートできず。
一応ファームは最新が入っているが、上書きは出来無かった。
付属マニュアル上では同一ファームウェアで上書きしている説明図だったがダメだった。

CrystalDiskInfoでは使用時間は1842時間、総書込量約3TBだがメモリセルに致命的な不具合は発生していないので、やはりライトキャッシュ周りの不具合だと思われる。
しかし対応の方法が無いのと信頼性に不安がある為、新しいSSDを調達して入れ替えることにした。

以前にM.2 SSDでも動作は問題ないがS.M.A.R.Tの書き込みと読み込みのデータ量が実際の数十倍位加算されるという変な壊れ方をした事もある。

上の図で総書込量があり得ない値になっているのが判ると思う。
総読み込み量は桁あふれして表示できないみたいだ。
リードエラーレートが異常になっているが、これで実際にファイル読み書きを行っても特に不具合は発生していない。
まあ流石に信頼性が無いので今は使用していないが。
SSDは一見問題なく動作しているように見えて実は不具合が起きているという事は多いのかもしれない。

2020/11/28追記：
空き容量で書き込み速度が影響を受ける様なので手持ちで使用しているSSDの速度を計測してみた。
・Intel SC2KW512GB

特に速度低下しているような感じはなさそう。

・TranSend TS120GSSD220S

120GBなので空き容量は少ないが読み書きともに安定して速度が出ている。

・SillicoPowe Ace A55 512GB

SilliconPowerは何回か計測して書き込みが400MB以上出るときもあるので、書き込みブロック単位で結構差が出ている感じ。

・ADATA SU650 480GB

この間修理した奴。
極端な速度低下はなさそう。

・KLEVV NEO N500 480GB

念の為KLEVVのSSDを再フォーマットして 計測してみたが変わらなかった。

恐らく使用しているSSDのコントローラチップが影響していると思うが、以前から半導体製品を扱っているメーカのほうが安定している感じ。
メインで使うならその辺りに気を付けたほうがよさそう。
私はメインで使用していて壊れると影響がでかいPCはINTELのSSDを使用していて、サブPCはそこそこのメーカ製に、お遊び用にはその都度やっすいSSDを購入して使用している。
ここで計測したSSD以外にも他のメーカ製SSDを使用しているので時間があれば計測してみたい。

2020/12/10追記：
問題のKLEVV NEO N500 480GBを別PCに乗せてWindows10 をインストール後に再度測定すると書き込み速度が復活していた。


1GiB5回でも512MiB1回でも400MB/sを超えている。
計測したCristalDiskMarkのバージョンが7.0.0から8.0.0に代わっているがそれが問題とは考えづらい。
とりあえずは暫く運用してみて様子見の予定。