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2019年7月20日 (土)

Acer Aspire L3600-A10を修理する その7 CPU換装編

Celeron 430ではかなりの非力感を感じたので当初の予定通りCPUを載せ替えることにした。

載せ替え候補はCore2DuoかCore2Quad辺りを考えていたがコストパフォーマンス的にCore2Duoを選定。
あとCore2QuadではTDPが95Wと機器の排熱能力を超える可能性が高かったのも理由である。
一応放熱対策として空冷用ファンを風力の高いものに変えることも検討したが今回は見送った。

対応するCore2Duo CPUではE8600が最上位となるがE8500はL3600で採用モデルがあることから今回はE8500を調達することに。
PassmarkのCPU MarkでE8600が2400、E8500が2282だが実際使用するにあたってはほとんど性能差はないと考えたのも理由である。
E8600e8500_hikaku

あとE8500が税込み送料込み1000円で売ってたのも理由である。
E8500buy
で値段設定変えるの忘れてただけだったのか今見たら爆上がりしていた。
E8500buy2
まあ私が探した限りでの最安値だったのでお得な買い物ではあった。

所で今回CPUを変えるにあたって電源アダプタも手当てする必要があった。
Celeron 430のTDPは35WだがCore2Duo E8500のTDPは65WとCPUだけで今使っている電源アダプタの供給可能電力を超えるためだ。
前記事で書いた通り19.5V 7.7Aのジャンク電源アダプタで何とかするつもりであったが幸いなことに探していた本体付属の電源アダプタが出てきたのでそちらを使用する事で対応した。
写真はやっと出てきたL3600付属の純正アダプタ。
Acadapter_l3600
でCPUは注文翌日には届いたので早速載せ替え作業を行った。
L3600c2de8500
上の写真はE8500をソケットに装着したところである。
下の写真は取り外したCeleron 430。
L3600celeron430

ヒートシンク取り付け後BIOS画面からCPUが正しく認識されていることを確認。
L3600c2de8500_bios

ついでにBIOSもAcerのHPでは現在配布されていないR01-B2と入れ替えてみた。
やっぱりProduct NameはVeriton L460になるのでそこは修正したものを使用した。
L3600c2de8500_bios2

CPUを載せ替えた後にYoutubeの動画再生を比べてみたがCeleron 430では100%にほぼ張り付いていたCPU使用率が60%程度に下がり、時々発生していた動画再生のもたつきも発生しなくなった。

CPU能力的には一つ前にメインで使っていたPCとほぼ同じなので通常使用ではほぼ不満のないレベルである。
むしろ前のPCはHDDだったのでSSDを採用しているL3600の方がレスポンス等含めた総合的な使い勝手では上かもしれない。
サブマシンとして色々実験的なことをして遊ぶには十分な性能である。

所でこのL3600にはデカデカと空いているスロットが2つある。
mini-PCI type 3Aスロット(左)とmini-Cardスロット(中央)である。
Emptyslot

別モデルではmini-PCIにはTVチューナーカード、mini-Cardには無線LANカードが搭載されているのだが私のモデルでは空いている。
空いているスロットが有ると埋めたくなるというよくある病が発症してしまい偶々手持ちにに有ったmini-PCIの無線Lanカードを装着してみた。
物はMSIのMS6833Aという802.11b/g対応のカードである。
あと残念ながらmini-card用には手持ちで使用可能なものは無かった。
Minipciwifi1
最初はアンテナなしで確認したのだが受信信号レベルが低かったためアンテナを付けることにした。
空間的余裕がない中で何とか前面パネル裏側にアンテナ基板を固定するスペースを確保できた。
Minipciwifi2
一度無線LANカードの上にアンテナ基板を固定したのだがこれはHDDとDVDドライブを収めた上部ケースに干渉して駄目だった。
まあ有線LANポートを使って通信するので無線LANは使用する予定がないが一応使用可能であることは確認できた。

これで予定していた作業は一通り終了したのでL3600の修理に関する記事については終了となる。
また何か気が向いたらやるかもしれない。

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