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2019年6月 9日 (日)

ホイールスクロール異常のマウスを修理する

スクロール中に頻繁に逆スクロールする為お蔵入りしていたマウスだが、前回静音マイクロスイッチを交換した際にホイールエンコーダを分解修理している記事を発見した。
元々ダメなものなので私もダメ元で今回修理してみた。

ホイールエンコーダとはこれ。
・外側金属カバー側
190609002  

・内側ロータリーホイール側
190609001

前回修理した静音マイクロスイッチと同じKaihua Electronics製が使われている。
同じような部品がメーカーは違うがAmazonで5個382円で売っている。
最悪失敗してもこれを購入すれば修理は可能である。
190609006

ホイールエンコーダの取り外しはカットして分解写真から。
190609003
外側カバーを外したところ。

190609004
ローターを抑える金属板ばねを外したところ。

190609005
ローター部分を外したところ。

ローターの金属接点部分に油と思しき汚れが円状に付着している。
恐らくこの油汚れのせいで接点の接触不良が起きて正確に回転方向が測れなくなっていると思われる。
金属保護用の油かグリスと思われるがとりあえずふき取って綺麗にして組立て直して動作確認を実施した。

2019-09-23追記:
上記の汚れは接点保護用の導電性カーボングリスであると推測される。
その為、同じ現象が出るようになった別マウスを修理した際には導電性カーボングリスを調達して回転ブラシ部分に軽く塗布を行って組みなおし動作確認を行った。
一応今の所ホイールスクロール動作に異常は発生していない。
考えるにホイールスクロール時に逆回転する現象は回転ブラシの接触不良ではなく薄く伸びた導電性グリスによる接点部分外での瞬間的な導通が原因なのだろう。

グリスがないと接点の摩耗が早くなり金属粉が中に散らばるので問題だが適正量より多いと今回の様なトラブルを引き起こす。
そういう観点では安物マウスに使用されている光学式の回転検知の方が問題が起きにくくて製品寿命的にはよいのかもしれない。
1日使ったらホイールスクロールが効かなくなった。導電性カーボングリスの使用はダメなようだ。
追記終わり

その結果ホイールスクロールは問題なく動作するようになった。
今までスクロール中に頻繁に逆方向へスクロール方向が変わる現象は出なくなったので修理は成功となった。
接点保護と思われるグリスの大部分を除去したのでどれ位この状態が持つかはわからないが、最悪ダメになったら部品交換すればいいのでこのまま暫く使用してみることにする。

あとホイールエンコーダには今回の様なローター部分が密閉型と開放型があり、開放型だとホイールの上部が開いており直接ブラシ部分が見える。
そのようなタイプの場合は今回の様に基板から部品を取り外し分解することなく上部から接点復活剤のスプレーを直接噴射して修理することも可能と思われる。

あとついでにマウスの静音化用に静音マイクロスイッチも今回購入した。
190609007
これは今使用している静音マウスのマイクロスイッチの補修用と他のマウスを静音化する予定で調達した。
他のマウスの静音化は暇を見て行うつもりなので実施したらその時に記事にする予定。


6/16追記:
ホイールエンコーダを分解修理後に暫くメインで使ってみたが今の所特に問題は発生していない。

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