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2019年6月29日 (土)

Acer Aspire L3600-A10を修理する その1 準備編

マウス修理やノートPCのCPU交換を実施以来ハード修理・改造熱が高まった結果、壊れてジャンクと化し放置していたデスクトップPCを多分直せるだろうと修理することにした。

その修理するPCとはAspire L3600である。

稼働していた時のスペックは以下の通り

CPU:Celeron 430
Memory:512G*2
HDD:500GB
OS:WindowsXP

元はWindowsVISTAがインストールされていたが必要とするアプリがVISTAで動作しなかったため、WindowsXPをインストールして運用していた。
最後はwindows Updateで再起動が入った後にBIOS画面すら表示されなくなりお役御免となった。
緊急を要したのでその後すぐに新しいPCを調達し、そのまま部品取り用として押し入れで放置されていたのである。

起動しなくなった当時の状況から考えるに電源周りのコンデンサ容量抜けではないかと推測したので、まずはマザーボードを取り外し状態を確認した。

L3600motherboad
ぱっと見で明らかに異常があるコンデンサが2つ。
左上の赤丸で囲った2つのコンデンサだが頭が膨張して明らかにダメになっていることがわかる。
それ以外のコンデンサは外見上の異常は見られなかった。

先ずはこのコンデンサを交換して正常に起動するようになるか調べることとする。
右下の赤丸で囲った黄色い物はCMOS保持用のコイン電池(CR2032)である。
当然電池は切れているが電池だけを交換できない(コイン電池の電極に直接溶接している)タイプなのでこれも電池交換できるように同時に対応することにした。

ということで必要部材を確認する。

・アルミ電解コンデンサ
 105℃ 6.3V 1000μF 2個
・コイン電池ホルダー
 CR2032用 1個
・コイン電池
 CR2032 1個
・CPUグリス

あと基板のコンデンサ部品を取り替えるハンダ作業用に以下の物も調達することにした。
・フラックス
・フラックス洗浄液

所で作業に当たって1つ問題が発生している。
動作確認に必要な付属のACアダプタが行方不明となっているのだ。
ACアダプタが出てこない事には動作確認が出来ない。
このPCのACアダプタは少々特殊で19V 7.1A 165W DCプラグが外径5.5mm内径2.5mとアンペア数が一般のACアダプタと比べて2倍程度高いのだ。
調達すると5000円程度かかるので直らなかったら全くの無駄になることを考えると2の足を踏んでいる。

とりあえず手持ちのアダプタで流用可能な2.64Aの物があり、基板に通電することは確認できたの修理後にこのアダプタをつかってCPUとメモリーだけの最小構成で動作確認してみることにする。
Acadapter
ACアダプタは計算上50W程度まで給電可能なのでCPUの消費電力35Wを引いても多分足りる(といいなあ)という希望的観測。
上手く起動すれば改めてACアダプタをどうするか考えることにする。

という訳で次回は部品調達から。

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