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2017年2月12日 (日)

Zenfone 5のバッテリーを交換する

電池の持ちは別段問題なかったのだが、電池の変形の影響で液晶画面の中央部が0.5mm程持ち上がって隙間が出来てしまったので仕方なく対応することにした。

バッテリー交換は本体保証が無くなるので自己責任で行う事。
あと作業前は静電気を放電するために何か金属部分を触っておく事、でないと最悪基盤部品が壊れて正常に動かなくなる。
出来れば作業中アース用リストバンドなどしておけば安心。(まあしなくても何とかなるが)

 

 

液晶の持ち上がりはこんな感じ。
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一応電池交換前に手順確認としてコネクタ取り外しまで行ってみた時に内側カバーのネジを緩めたらカバーが持ち上がって液晶画面の持ち上がりが解消されたので、ほぼ電池の変形が原因と判断。

その後交換用電池をamazonで見繕ったのだがASUS純正が納期1週間程度、互換品が2日だったので互換品をチョイス。

電池到着後に電池交換の本番作業を開始、本体裏蓋を外して内側カバー部分のネジを全て取り外す。
本体右上部分のネジはシールが貼り付けてあり、これを剥がすと保証が受けられなくなる。(と思われる、多分)

内側カバーはSIM差込口の両脇部分のプラスチック裏側が両面テープで接着されているので、ドライヤー等で温めてから外すと外しやすい。(電池部分と比べると粘着力はあまりないのでそのままでも剥がせる)

内側カバーを取り外すと下の様になる。
002

電池を外すにはコネクタ類を先に外さないといけない。
008_2

上二つのフィルムコネクタは抜けないように透明シールで固定されているのでこれを剥がし、コネクタ右半分の白いプラスチック部分を下から持ち上げて縦に立てる。
この辺判りにくいかもしれないので写真で説明、下の写真のコネクタのうち上側がコネクタを立てる前、下側がコネクタを立てた後。
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この写真は電池を交換した後なので一番下のコネクタの上には黒いクッション材はまだ移植していない。
このコネクタは上から嵌めているだけなので、下から持ち上げると簡単に外れる。
(この後透明シールと黒いクッション材も元通りに移植した。)

コネクタ類を外した後は、電池部分を温めつつ接着面を剥がす訳だが、電池は上面と下面の2か所で貼り付けられている。
先ず本体側と貼り付けている電池部分をヘラやプラスチック定規などで浮かせつつドライヤーで十分に温めて剥がす。
十分温まっていると定規等で電池を持ち上げつつ剥がす際にペリペリと音がしながら接着面が剥がれてくる。
電池の下面が剥がれると金属ケースごと電池を立てることが出来るようになる。
これは電池を取り外した後だがこんな感じに立つ。
006

上手く剥がせれば接着テープが本体側に残るが、電池側に残った場合は電池から剥がして本体側へ貼り付けておく。
これはこのテープが電池保護の金属ケースとつながっていて金属ケースの固定と兼用されているからだ。

あとは金属ケースと電池上面の接着を剥がすのだが、この面はかなり広い接着面を持っているので金属ケースをドライヤー等で十分に温めた後、ヘラ又はプラスチック定規等で隙間を広げつつそぎ落とすように剥がしていく。
私の場合電池側の外装が少し破れたがどうせ捨てる部分なので特に問題はない。
しかしあまり無理な力を加えると金属ケースが変形する可能性が高いので注意しながら進めること。

電池を取り外したら交換用電池と取り換える。
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左が交換用電池、右が取り外した電池。

交換用電池は金属ケースの面に接着用に両面テープを貼り付け。
まあ固定できればいいのであんまり広く貼り付けていない。(また外すかもしれないし)
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あとは分解と逆の手順で組み立てればOKだが、コネクタ類はしっかり差し込んでおかないといろいろトラブルの元となる。
分解時に要所要所で写真を撮っておくと比較出来てよいかもしれない。

一応交換した電池は60%位充電されていたのですぐに起動確認が取れた。
手順を踏めばそこまで難しい作業ではないが、フィルムコネクタ等を破損する可能性もあるので自信のない人は業者に頼むのが無難かもしれない。

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