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2008年2月11日 (月)

W-ZERO3[es]を無線モデム化する その2

ZeroProxyを作成された伊勢的新常識さんから新たにWinCE用DeleGateのサポートツールが公開されていた。
DeleGateLauncher
これでこれからはZeroProxyとdelegateは用途によって使い分けかなあ?

使い方はほぼZeroProxyと同じだが、回線の自動接続は出来ないので手動接続する必要がある。

試したところHTTP、HTTPS共に問題なく接続が可能であった。
さすがDeleGate、有り難いことに今までは上手く通らなかったPOST処理関係も問題なく利用できる。
複数セッションを張った場合の安定性がどうかは暫く見てみないと判らないが、この辺りもちょっと期待してるのである。

まあこれでBBSやブログにコメント投稿する為だけに自宅サーバにVPN張って自宅Proxy通すという、超めんどくさい手間は掛けなくても良くなった。
Proxy経由のVPN接続がもの凄く不安定だったのでホントに有り難い。
いやまあこんな特殊な使い方をしてる人はあんまりいないであろうが。

あと、W-ZERO3[es]でもUSB有線LANアダプタが使える様である。
個人的にはこっちも色々使えそうで面白そうである。
その内試してみよう。
(これでWMwifiRouterが動くともっと面白そうなんだがな・・・)

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こっからは余談、判る人だけ向けTips

WM機と母艦PCとの接続にActiveSyncが使われているが、ActiveSyncで接続されているとWM機から母艦PC経由でインターネットへ接続することが出来る。

でもって、ActiveSyncの設定に”高度なネットワーク機能を有効にする”と言う項目があるのだが、これを有効にするとWM機と母艦PCに自動的にIPアドレスが振られる。
つまり”高度なネットワーク機能を有効にする”とはUSBポートを使って母艦PCとWM機をIPでLAN接続する事なのだ。

私が調べた範囲ではWM機に169.254.2.1、母艦PCに169.254.2.2が振られていた。
これは自動的に振られるのだが、母艦PC・WM機共にネットワークアダプタの設定で明示的に指定しても正常に稼働する。

この状態でWM機でProxy立てて母艦PCのブラウザからWM機のProxy経由でインターネットにアクセスしても、母艦PCのLANからインターネットにアクセスできる状態にある場合は
母艦PC→WM機Proxy→母艦PC→インターネット
てな具合に抜けちゃうので、WM機本体からダイアルアップ経由でのインターネット閲覧は出来ない。

ここで母艦PC側のActiveSyncの設定から”USB接続を有効にする”のチェックを外すとActiveSyncは接続できない状態になる。
まあ当たり前である。

だがこの状態でもIP接続は生きているので母艦PCからWM機にPingを打つとちゃんと応答が返ってくる。
これは USBポートを使う仮想NICが稼働したままであるからだ。
別にこの状態からPCを再起動してもちゃんとIP通信は稼働するのである。
ここでWM機をダイアルアップ接続しておいてWM機に走らせたProxy経由でインターネットを閲覧するとちゃんとWM機経由でインターネットの閲覧が出来たりするのである。

私みたいに自宅サーバの動作確認に自宅PCから自宅ADSL回線じゃなく別回線を使って接続確認したい場合など何らかの理由で別回線からインターネットにアクセスする場合には使える小技である。

この方法のメリットは既存LAN周りの設定を触らずにブラウザのプロキシ設定を変えてやるだけでインターネットネットへの接続先が切り替えできることである。
私の使っているSleipnirならプロキシタブから接続先プロキシのチェックを変えるだけである。
DefaultGatewayの設定をその都度変えるのも面倒だからねえ。

上でちらっと書いたW-ZERO3に有線LANアダプタを使用しても、無線LANを使用しても同じ事は出来るが、こちらは投資0円である。

それと個人的にesユーザなので無線LANカードの為にいちいちminiSDカードの抜き差しってめんどくさいし、miniSDカードにインストールしたソフトが起動できないし、miniSDカードにセーブできないし、なによりスロット破損のリスクがありますからねえ。
いやまあ私は既にスロットを破損させていますけどね。

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こっからは、いちWillcomユーザとしての愚痴

Willcomのデータ通信定額を契約してるけど、データ通信に対する課金体系がイーモバイルに対して完全に競争力を失ってると思う。

そもそもWindowsMobile機はほぼPCと同じ事が出来るので、内蔵ブラウザからとモデムとして使う場合にデータ通信に対する課金上限に料金差を付けてるのは、使う側からしたら今となってはあまり合理的には思えない。

私は自宅サーバを運用している関係上、サーバの動作確認テストとかに結構使ってる。
それで今払ってるデータ通信料金を考えるとイーモバイルの定額を契約しても十分メリットが出そうなのである。(いや、出る)
速度対料金比で見ると圧倒的にWillcomの負けである。

もう1年経ったし、Willcomに対抗する動きがなければデータ通信定額を外してデータ通信だけイーモバイルに乗り換えても良いかなあ。
そもそも知り合いにPHS使ってる人がいないので音声定額もメリットがないからなあ。
まあデータ通信定額は音声定額のオプションなので仕方なかったのだが。

いっそ解約して元の携帯は持たないよ状態に戻っても良いかなあ。

ああ、あとWillcomのPRIN経由のアクセス(要は内蔵ブラウザからアクセスするときに接続しているAP)は何だか利用制限が掛かりそうな感じらしいですな。
プロトコル制限とか?

いつの間にか外付けモデムとして使う場合に、内蔵ブラウザがアクセスしてた電話番号にかけても接続出来ない様になってましたしねえ。

まあ私の契約しているNiftyはWillcom用のAPがあるのでそちら経由なら関係ないですが。

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