PHP.INIを編集する
前回に続きMovableTypeからココログに記事をインポートしているのである。
画像が見えない場合、ああ自宅サーバをメンテナンスしているのだなと了解して欲しいのである。
さてPHP.INIの編集である。
PHP.INIはC:\WINNNT(OSをインストールした場所である。インストール時に変更していると違う場所になるのだ)に作成されているのでさっそく編集である。
なお今回PHP.INIの編集にあたってTerapadを利用している。
説明にある行数と実際の行数は環境によって異なる可能性があるので、その際は設定項目の文字列を頼りにサーチしてみて欲しいのである。
エラーの報告についての設定なのだ。
262行目の;を削除し、270行目の頭に;を追加するのである。
;はコメントアウトの意味になり、行の頭につけると単なる説明文として解釈されるのだ。
287行目のlog_errors = Off をOnに変更するのである。
エラーログの記録をする設定にしているのだ。
記録しないならそのままでもいいのである。
414行目の;を削除するのである。
そしてinclude_path = ".;d:\php"と変更しておくのである。
これはPHPへアクセスできる様にフォルダのパスを追記しているのだ。
今回は特に必要ないかもしれないが念の為、変更しておくのである。
もちろんPHPを”d:\php”へインストールしている場合なのである。
439行目の;を削除するのである。
そしてcgi.force_redirect = 0 に変更するのである。
ここを変更しないと04WebServerからPHPにアクセスできないのだ。
というかWindows上の多くのサーバは0にしないと動かないみたいなのだ。
457行目の;を削除するのである。
そしてcgi.fix_pathinfo=1 に変更するのである。
PATH_INFOの解釈の仕方みたいなのだ。以前の方式にするどうか設定しているのだ。
1に変更すると前の方式を使っているスクリプトの場合支障があるようなのだ。
494行目を変更するのである。
そしてallow_url_fopen = Off に変更するのである。
これはPHPで処理する際にhttp://やftp://の様なURLで始まるファイルの処理を許可するかしないかという設定なのだ。
セキュリティ上Offが良いみたいだが、場合によっては問題が起きるスクリプトも有るようである。
後日MovableTypeを導入しテンプレートのPHP化をした際に、この設定をOnにしないとうまくいかなかった。
もしMovableTypeを導入してPHP化するつもりならOnにしておくのである。
1065行目の;を削除するのである。
ここは文字コードの判別なのだ。
そのままでもいいのだが、もし問題があった場合”mbstring.language = ASCII,JIS,EUC-JP,SJIS,UTF-8”と直接指定してみても良いのである。
その際書いた順番に文字コードを判定していくので、例えば自分の環境がUTF-8をメインにしているなら最初にASCIIではなくUTF-8を記述する方が良いのである。
ここまで終わったらPHP.INIをセーブしてWindowsを再起動するのである。
再起動したら次にWindowsの環境変数PATHにPHPのインストール先ディレクトリを追加するのである。
環境変数PATHに追加するにはスタートメニューの中のコントロールパネルを選択後、システムと書かれたアイコンを選択するのである。
そしてシステムのプロパティで詳細タブを選択して環境変数ボタンをクリックするのである。
するとその中のシステム環境変数の所に”Path”という変数があるのでそれを選択後、編集ボタンを押してやるのだ。
システム変数の編集というウィンドウが開くので、例えばD:\PHPにインストールしている場合には変数値という項目に入力されている文字列の一番最後に”;D:\PHP\”と記述してやるのである。
”;”は区切り文字なので忘れるとpathが正常に通らないのだ。
間違っても”:”と入れてはいけないのである。
正しく編集されているか確認する為DOSプロンプトからpathと打ち込んでみるのである。
C:\>path
PATH=C:\WINNT\system32;D:\Perl\bin\;D:\PHP\
(これは例なので必ずしもPATH変数の中身がこれと同じとは限らないのだ)
もし正しく編集されているのに表示されない場合、windowsを再起動してみるのである。
ちゃんと表示されたら次にTerapadで以下のように打ち込み、TEST.PHPとして保存するのである。
とりあえず保存先は公開サーバ用のルートディレクトリにしておくのである。
私の所の例だと04WebServerの公開用ルートディレクトリにしてあるd:\sitepageに保存してやるのだ。
保存が終わったらウェブブラウザのアドレスバーに”127.0.0.1/test.php”と入力してみるのである。
以下のように表示されればOKなのである。
ここまでくればPHPは問題ないのだ。好きなスクリプトをダウンロードして動かすのである。
もしうまく表示されない場合、TEST.PHPをd:\phpディレクトリに移動するのだ。
そしてDOSプロンプトからd:\phpへ移動し、”php test.php”と打ち込むのだ。
DOS画面にhtmlファイルのソ-スのようなものが画面に表示されればPHPはちゃんと動いているのだ。
たぶん環境変数pathがうまく編集できていないのでもう一度編集しなおしてみるのである。
それでもダメな場合、PHPを一度アンインストールしてもう一度最初からインストールし直すと上手くいく事もあるようなのである。
以上でPHPのインストールについての説明は終了なのである。
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