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2005年6月 4日 (土)

自宅サーバ構築記(11) MovableTypeの導入

昨日自宅サーバにMovableTypeをテスト導入してみた。

ココログがあるのに何でわざわざ自宅サーバにblogツールを導入するのかと思われるかも知れない。
それには当然理由がある。ディスク容量の問題である。

ココログでは無料スペースは50Mまでである。まあプロでも最大300Mまでだ。
私はblogを始めてからまだたったの2ヶ月だが既に50Mの8%弱の容量を消費してしまった。
テキストは大した容量では無い。問題は画像データなのである。
この調子で画像データなぞぺたぺた貼り付けているとあっという間に容量を食いつぶしてしまう。
だが画像は貼っていきたい。その妥協策として自宅サーバに第2のblogを置くことにしたのである。

とりあえず自宅サーバなら容量はGB単位で用意できる為、気にせず画像を張ることが出来る。
こちらで書かないような記事を載せることもしたいし、容量が多い記事はココログのblog記事からリンクを張る格好にして公開できればとも考えている。
そうしてこちらのblogはなるべく軽くしたいのである。
私のモットーは”出来るだけお金(固定経費)は掛けない方向で”なので金額的には大した物では無いが有料オプションはなるべく避けたいのである。
(それを言うと自宅サーバの運用経費もあるのだが、そこはまあ趣味の領域として考えない方向で)


という訳で最初に試験用仮想PCにMovableTypeのインストールを行った。
今回のインストールに関し以下のソフト利用したのである。

サーバOS:WindowsXP professional (SP2)
ActivePerl:ActivePerl-5.8.6.811-MSWin32-x86-122208.msi
ImageMagickImageMagick-5.5.7-Q8-windows-dll.exe
(これは問題が有った為後日ImageMagick-6.2.3-2-Q16-windows-dll.exeへ変更)
MySQL:mysql-4.1.12a-win32.zip
PHP:php-4.3.11-installer.exe
phpMyAdmin:phpMyAdmin-2.6.2-pl1.zip
(phpMyAdminはGUIでMySqlを操作でき、しかも日本語対応なので便利である)
MovableType:MT-3[1].151-full-lib-ja.zip

ActivePerlの導入、ImageMagic・MySQLをインストール、その後Perlの拡張モジュール追加を実施。
これでやっとMovableTypeを導入する下準備が整う。

次にmt-check.cgiを走らせ環境チェックの実施、これは問題なくOKとなった。
その後mt-load.cgiを走らせるがエラ-で止まってしまった。
どうもデータベースへのアクセス権限で引っかかっている様子の為、MySQLのコマンドラインからアカウントにMovableType用データベースに対するアクセス権限を付けてやると上手く行った。
MovableTypeの立ち上げ後正常稼動を確認、本番サーバへ導入を試みる事に。

本番サーバでも同じ手順を踏むがなぜかPerlの拡張モジュール追加で失敗。
ppmを実行しようとすると、PANIC何とかと言う表示になってしまいppmを実行できない。
原因が判らないので、やむを得ず試験用仮想PCの方から追加した拡張モジュールをコピーしてしのぐ事にした。
この辺はひょっとしたらPerlの再インストールをしてやると直るかもしれない。

その後mt-load.cgiを走らせるがまたもやエラ-で止まってしまった。
データベースへのアクセス権限の問題である。
今度はphpMyadminというGUIツールからMySQLへアクセスを行って設定変更を実施した。
いろいろ調べているとどうも先にデータベースを作成してからアカウントを作ると、先に作成したデータベースへのアクセス権限が上手く設定されないような感じだ。
アカウントからデータベースへのアクセス権限を付けている筈なのだがやはりMovableTypeからのアクセスは失敗する。
とりあえずデータベースを一度消してから再度作成すると問題なくアクセスできるようになった。
この辺はもっと上手いやり方が有りそうな気がするが、いかんせん本人がMySQLに全然詳しくないのでこれで良しとする。
あと、最低限のセキュリティとしてrootアカウントは削除しておいた。
これはデフォルトで設定されているパスワードの要らないアカウントなので悪用される恐れがあるためだ。
MovableTypeからのアクセスは専用アカウントを用意しパスワードをかけておいたので一応安心である。

とりあえずこれでMovableTypeの導入は完了、暫く使ってみる事にする。
以前導入したblognとPHPウェブログシステム3の内、blognはトラックバックの送受信が上手く行かないので取り止め決定。
PHPウェブログシステム3とMovableTypeを使い比べる事にする。

6/23追記
使用したソフトのversion及びその公式HPへのリンクを追加した。
参考になればである。

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自宅サーバ関連」カテゴリの記事

コメント

私もWindows2000proへActivePerl,Mysql,MovavleTypeともこの記事と同じバージョンをインストールしました。mt.cgfの設定ではutf-8を選びました。しかし、何故か、ウェブログの管理画面でMovableTypeニュースの内容の日本語が文字化けします。Mysqlの設定はデータベースを生成する以外には特に何もやっていません。文字化け解消へのヒントがいただけたら幸いです。

投稿: trobot | 2005年7月 2日 (土) 15:02

コメントありがとうございます。

私の所ではテスト的に入れたW2Kでは発生していなかったと思います。

お使いのブラウザのエンコード方式を例えばEUCやSHIFT-JISに変更してみたらニュース内容が見えることは有るのでしょうか?

ちょっと調べてみたのですが、Movabletypeニュースだけが化けるというのはアップグレードした際にエンコード方式を変えるとよく発生するようです。

例えば今までEUCでエンコードしていて、アップグレード時にエンコード方式をUTF-8に変更したような場合です。

どうもMovabletypeニュースのエンコード方式をMysqlのデータベースに保持しているのが原因らしいです。
大体1日経つとデータベースからクリアされて直るようですがmysqlのコマンドラインから

mysql> delete from mt_session where session_id='NW';

とやってやる方法もあるようでした。

私もMovabletypeについて左程詳しくないので、この辺が調べた限界です。

もしダメであればもう一度再構築しなおしてみる方が早いかもしれません。

投稿: rikuzen | 2005年7月 2日 (土) 16:53

早速、ご検討いただきありがとうございました。
私に場合は、全て新規インストールでして、バージョンアップではありません。
 しかし、MOvableType ニュースの文字化けははご指摘の
mysql> delete from mt_session where session_id='NW';
 で正常化しました。
 一方、エントリーで入力、再構築すると入力した文字の化けが発生します。ブラウザのエンコード方式を変更しても正常化はしません。さらに勉強してみます。ありがとうございました。

投稿: trobot | 2005年7月 3日 (日) 04:27

もう見られているか判りませんがちょっと調べたのでコメントしておきます。

エントリー記事の文字化けもMySqlが関連している様です。

MySql4.1ではダメで4.0にして直ったという記事を見かけました。

この場合MySqlのバージョンは上げても直らないようです。

XPでは問題ないので、多分OSのシステムが使っている文字コードとの組み合わせの問題なのでしょう。

ひょっとしたらMovableTypeのエンコード方式をUTF-8からShift-JISに変更すれば問題はなくなるかもしれません。

日本の方が見る分にはエンコード方式は左程問題にならないので特にこだわりが無いのならSHIFT-JISでも良いかもしれません。

とりあえず参考まで。

追記:
やはりMySqlがデータベースへ文字列を書き込む際、OSのシステムが使っている文字コードに変換しているのが原因のようです。
MovableType導入前ならデータベースの文字コードをbinaryにしてやる事でMySql4.1でもこの現象を回避できるようです。

ALTER DATABASE `データベース名` DEFAULT CHARACTER SET binary;

を実行後にmt-load.cgiを実行してやる事で、MySqlのデータベースへ文字コードを変換せずに格納する様になるので文字化けを回避できるようです。

投稿: rikuzen | 2005年7月 3日 (日) 10:43

 utf-8利用での文字化けが解消いたしました。
 お説の通りでした。ご親切なフォローに感謝いたします。

ALTER DATABASE `データベース名` DEFAULT CHARACTER SET binary;の設定で解消いたしました。

Windows2000環境での特有の現象だったのでしょうか?

 私の場合の環境および利用アプリケーションをまとめますと;
Windows2000pro(sp4)
Apache_2.0.54-win32-x86-no_ssl.msi
Mysql-essential-4.1.12a-win32.msi
ActivePerl-5.8.6.811-MSWin32-x86-122208.msi
'DBI' version 1.48 in ActivePerl 5.8.6.811
'DBD-Mysql' version 2.9008 in ActivePerl 5.8.6.811
ImageMagick-5.5.7-Q16-windows-static.exe
MT-3[1].17-full-lib-ja.zip
です。

 Dos プロンプトからユーザデータベースのstatusを調べますと、
mysql Ver 14.7 Distrib 4.1.12a, for Win32 (ia32)
Connection id: 12
Current database: 'データベース名'
Current user: root@localhost
SSL: Not in use
Using delimiter: ;
Server version: 4.1.12a-nt
Protocol version: 10
Connection: localhost via TCP/IP
Server characterset: utf8
Db characterset: binary
Client characterset: latin1
Conn. characterset: latin1
TCP port: 3306
Uptime: 36 min 10 sec

のようで、Client charactersetはlatin1のままです。

(日本語文字コードに関しては、Mysqlインストールにはmy.iniの[client]でdefault-character-set=utf8とした以外は何もしていません。この設定も関係ないのかも知れませんが。)


 

 
 



 

投稿: trobot | 2005年7月 4日 (月) 10:57

問題の解決よかったですね。
私も他人の受け売りなので恐縮です。

windowsはXPからシステムの文字コードがUTF-16になっているらしのですが、W2Kについてはちょっと見つかりませんでした。
おそらくはSHIFT-JISではないかと思っています。

でもこういうトラブルは良くありがちな割に、ネットで探してもなかなかピンポイントな解決法は出てこなかったりします。

MovableTypeでblogを公開される時には、ぜひこういうノウハウを載せてくださいね。

きっと後から来る人達の参考になります。

追記:
ところで日本語文字コードの件に関しては調べてみたのですが
http://oss.timedia.co.jp/index.cgi/kahua-web/show
の所にあるコラムの”MySQL日本語の旅”が参考になるかもしれません。
又は
http://www.javadrive.jp/mysql/control/index1.html
の記事なども参考になると思います。
これらの記事を読むとbinaryでなくてutf-8と指定してやっても上手く言ったかもしれません。

投稿: rikuzen | 2005年7月 4日 (月) 15:54

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